「できない相談」森絵都
2ヵ月に一度、参加しているセラピスト仲間との読書会。
今月の本は「出来ない相談」
全部で40話ある短編集。
短編集って気軽に読めるからいいよね!
この読書会は、セラピスト仲間ということもあって「心理」をテーマに本を選出。
そしてディスカッションが繰り広げられる。
短編集だと「どのストーリーが印象に残ったか?」というのも人それぞれ違ったりするし、同じストーリーが心に残ったとしても、感じ方が違ったりするから面白い。
ある夫婦の話で、私は「こんな夫婦嫌や」という意見を持っていた。
でもある人は「これは夫婦あるあるやな~」「相手の全てを分かりたいとか分かって欲しいとか思いすぎるんじゃなくて、こういう形に納るのもいいんちゃうかな」と。
お互い印象に残ったストーリーやけど、感じ方は違う。
なぜ自分は嫌と感じたのか?
なぜ、嫌と感じないのか?
そこを掘り下げると、それぞれの価値観などが見えてくる。
だから読書会は面白い!
1時間半という時間の限りがあり、自分が話したかったストーリーについて全部話すことが出来なかったので、今ここで少し話そうと思う。
(※ネタバレあり)
【6話「書かされる立場」】
学生さんが読書感想文を発表するところから始まる。
主人公の立場で書いた子、主人公の友達の立場で書いた子、蝶の立場、主人公の友達の家の女中の立場、そして・・・
「読書感想文を強要される生徒の立場にも立って下さい」と。
これがなかなかコミカルで笑った!
人はみんな自分の立場で考える。
自分のフィルターを通して世界を見る。
でも、それが真実とは限らへんよね。
だから、相手の立場に立って考えてみることって大事やと思う。
自分の思い込みで相手が悪い印象になってることもあったり、引いて見てみればどっちもどっちのこともある。
【22話「羊たちの憂鬱」】
大学時代の女友達3人。
主人公は、友達の口癖が気に入らない様子。
しかし本人に伝えることで友情にヒビを入れたくないため伝えないまま社会人となる。
主人公は、真の友情ならば、あの時もっと言いずらいことでも言うべきだったのではないかという思いを抱く。
そして久々に再会する3人。
主人公は、これを機に勇気を出して自分の気持ちを伝えることを決意。
まずはスモールトークからと思い「なんか面白い話ない?」と。
その途端、友人から「その口癖、直したほうがいいと思う」と言われてしまうというお話。
自分のことってほんま見えへんよな~(笑)って思った。
こういうの、絶対私もあるあるやわ。
では最後に。
【31話「あら、いつのまに?」】
結婚しているのに結婚指輪をしていないというお話なんやけど、ある若い女の子から言われた一言として「結婚してるくせに結婚指輪をしないのはずるい。もう恋愛市場からは退いているくせに、まだ女として自分を売り込もうとしている気がする」と。
そんな風に見られることがあるのか!!とドキッとした。
なぜかというと、私は結婚指輪をしていないから・・・。
というか、婚約指輪はもらったけどもうサイズ合わへんし、結婚指輪自体持っていない。
結婚式もしてないしね。
結婚式をしていないことについてはたまに文句言うこともあったけど、指輪は正直どうでもいい。
もちろんもらったら嬉しいけど、飾るだけでつけへんやろなぁと思う。
別に、自分を売り込むつもりはない。
アクセサリーをずっと身に着けておくことがたぶん我慢できへんから。
感覚過敏なところもあるし、気になってイライラすると思うねんなぁ。
でも、指輪つけてないだけでそんな疑惑を持たれるとは・・・!
もちろん私の夫も指輪つけてないけど、同僚とかにどう思われてるのかなとふと考えた。
アメリカ人はそんなこと気にしないのかな。
それとも、夫は自分を売り込もうとしているのか。
今晩、問い詰めてみるとするかな。
